この記事で解決できる悩み
- FXの自動売買ツールってどんなもの?
- ツールの選び方のコツを知りたい!
- 自動売買にデメリットや注意点はあるの?
今回の記事では、上記のような悩みを解決できます。
なぜなら、私もこの記事を読んで、「自動売買の仕組みを知り、注意点を踏まえた上で自分に合ったFX会社で取引したい!」という悩みを解決できたからです。
それでは「自動売買ツールの仕組み」や「具体的なツール」、さらに「選び方のコツや注意点」などを詳しく紹介します。
まず、「FXの自動売買ツールとはどういうものか?」というところから見ていきましょう。
FX自動売買のツール
FXの自動売買ツールとは「自動売買ができるFX口座とそこで使える機能」のことで、「システムトレード」や「シストレ」と呼ばれるものです。
また、FXの自動売買ツールは、「一度発注すれば24時間不眠不休で人間に代わって自動で売買してくれるプログラム」であるとも言えます。
なぜならFXの自動売買では、ツールを使って自動売買ソフトを運用してFXトレードを行うからです。
ちなみに、自動売買ソフトを使うツールは、各FX口座が提供しているものが使えます。
FX口座から、世界最大級の自動売買プラットフォーム(=ひな形)であるMT4を使用できる口座もあります。
世界中のトレーダーが使うMT4
MT4とは英語で「Meta Trader 4」と書き、日本語では「メタトレーダーフォー」と読みます。
ロシアのMeta Quotes(メタクオーツ)社が開発した、世界で最もメジャーな高機能取引ツールです。
50種類以上のテクニカル指標を一度に画面上に表示させたり、世界中のプロトレーダーが作成したオリジナルのテクニカル指標や自動売買システムをインストールできます。
また、自分が作ったテクニカル指標やEA(自動売買ロジック)を共有できたり、ひとつのMT4だけで複数のFX口座にログイン可能。
ですので、テクニカル分析が重要な位置を占めるFXの世界ではとても重宝されています。
FXの自動売買ソフトとは?
FXの自動売買ツールやMT4について理解したら、次はFXの自動売買ソフトについて知ってもらうために、「EA」や「ストラテジー」という言葉を説明していきます。
EAとは?
EAとは、無料で使える取引ツールであるMT4で使える自動売買のためのプログラムのことで、「Expert Adviser(エキスパートアドバイザー)」の略です。
直訳すると「専門家による助言」で、EAも先ほど登場したMeta Quotes社が開発しました。
EAは売買理論を書いたソフトウェアの一種なのですが、それ自体は動作できないので、何か別のプラットフォーム(別個のソフトウェア)に乗っかる必要があります。
すなわち、MT4用のEAであればMT4と一緒に動くことになり、別のソフトウェア用に作られたEAはMT4では使えません。
分かりやすい例で言うと、任天堂WiiのソフトがSONYのプレイステーションでプレイできないように、ソフトと本体をマッチングさせる必要があるということです。
このような特徴を持つEAは、自分で作るか誰かが作ったものを持ってくるかして、MT4内で起動して自動売買をするという流れになります。
ストラテジーとも呼ばれる
EAを含む自動売買ソフトは取引戦略プログラムであり、EAは「ストラテジー」とも呼ばれます。
ちなみにストラテジーは英語で「strategy」と表記し、日本語に訳すと「戦略・作戦」などの意味になります。
ストラテジーとは、自動売買のために必要な取引情報を提供する投資戦略のことです。
一般的に言うと投資をして儲けるためのやり方や目標、資金管理までを含めた全体的なイメージ。
主にテクニカル指標を用いてチャートを分析するように作られていて、あらかじめ定められたルールに従ってエントリーと利益確定(または損切り)を繰り返します。
FX自動売買ツールを選ぶコツと注意
それでは、自動売買ツールを選ぶ際のコツは何なのでしょうか?
コツは3つ
コツは、自動売買ソフトのバックテストの過去の実績を確認することです。
なぜなら、バックテストを見ればそのソフトで運用した場合の検証結果が一目瞭然だからです。
ちなみにバックテストというのは、システムトレードの性能を検証するために、過去のデータを使って一定期間にどのくらい儲かるのかテストすることです。
そして、3つのコツを具体的に言うと、
- 損益グラフが右肩上がり
- 損益グラフが安定している
- 最大ドローダウンが10%以内
の3点に注目するのがポイントです。以下で詳しく見ていきましょう。
損益グラフが右肩上がり
1つ目のコツは、バックテスト結果で表示される損益グラフが右肩上がりのソフトを選ぶことです。
なぜなら、損益曲線が上がっていれば、継続して利益を出し続けていることを意味するからです。
なお、損益グラフがジグザグのソフトは避けましょう。なぜなら、儲かっている時もあれば損している時もあるということだからです。
そして、損益グラフが右肩下がりのソフトは問答無用で使わないようにしましょう。
なぜなら、常に損をし続けているということなので、使っても自分の資産を溶かすだけだからです。
損益グラフが安定している
2つ目のコツは、損益pipsが0ラインを下回ったり、大きなブレが無いソフトを選ぶことです。
なぜなら、損益グラフが不安定なソフトだと、含み損も大きくなり、資金管理が難しくなるからです。
損益pipsが常に0ラインよりも上に位置しているソフトを使えば、安定して利益を出せるのでおすすめです。
逆に、損益pipsが0ラインを下回るのは損失が出ることを意味します。
さらに、損益pipsに大きなブレがあると、外れた時に大きな含み損を抱えるリスクが高まる(=ロスカットの可能性が高まる)ので、使わないようにしましょう。
そのため、損益グラフが右肩上がりで、損益pipsもジグザグでなくなだらかなソフトがおすすめです。
最大ドローダウンが10%以内
3つ目のコツは、最大ドローダウンが10%以内のソフトを選ぶことです。そうすることで、資産に大きな損失が出るリスクを減らせるからです。
ちなみに「ドローダウン」とは、「一時的に資産の最高額からどのくらい負けてしまったのか」を表す言葉です。
例えば手持ち資金が200万円で、ドローダウンが20%とすると、一時的に資金が200万円-200万円×20%=160万円まで減ってしまったことを意味します。
そしてドローダウンに「最大」が付くと、ドローダウンの中でも一番資産が減った場合のことになります。言い換えると「最大資産からの下落率」です。
この最大ドローダウンが10%を超えてくると、自動売買に任せるには大損するリスクが高いと言えるので、使用は控えましょう。
注意
ただし、自動売買ツールを選択する際には注意点があります。
それは、大手FX会社が運営していて信頼のおけるツールを使うということです。
個人が販売している自動売買ツールは、バックテストの結果も改ざんされていることがあり、詐欺まがいのものが横行しています。
実際に、改ざんされたバックテストの結果を見て儲かると信じ込まされ、詐欺のツールを買わされたという事例が発生しているので注意してください。
そもそも儲かるツールを持っているのなら、人に売らずに自分で使えば良いとは思いませんか?
彼らが自分で使っても儲からないから、人に売りつけてお金を巻き上げようとしているのです。
ちょっと発想を転換させて、「儲かるツールを人に売ろうとしていること自体が矛盾している」ということに気付けば、このような詐欺に遭うことはないでしょう。
FX自動売買ツールのデメリット
プロが作ったストラテジーが使えて、しかも24時間自動で売買してくれるという至れり尽くせりに思える自動売買ツールですが、やはりデメリットはあります。
- 相場の急な変動に弱い
- 初心者には扱いづらい
上記の2点について、以下で詳しく解説していきます。
相場の急な変動に弱い
自動売買ツールは、ファンダメンタルズなどの急な相場の変化には対応できません。なぜなら、テクニカル分析を基に作られているからです。
ファンダメンタルズとは、直訳すると「経済の基本的要件」という意味になり、FXにおいては「要人発言や重要な経済指標の発表」のことです。
具体的には、金利政策や雇用統計、失業率や物価上昇率などを指します。
これらの経済指標が要人発言とともに世間に公表されると、投資家たちは各国の経済力などの判断要素に使い、通貨の売買を行います。
しかし、自動売買ツールのプログラムはテクニカル分析を前提に組まれているので、このようなファンダメンタルズを使った分析はできません。
そのため、ファンダメンタルズが出て相場が急変すると、エントリーと損切りを繰り返してしまい、大きな損失が出ることもあるので注意が必要です。
対策としては、FX会社の経済指標カレンダーをチェックして、大きな経済指標が出ると分かっている日や時間帯はトレードを控えることです。
ソフトを使ったツールは初心者には扱いづらい
また、自動売買ツールは初心者には使いにくいというデメリットもあります。
なぜなら、様々なテクニカル分析の情報が盛り込まれており、経験の少ない初心者にはソフト選びの判断が難しいからです。
テクニカル分析には、移動平均線や一目均衡表、ボリンジャーバンドといった「トレンド系」の指標があります。
さらには、MACDやRSI、スローストキャスティクスといった「オシレーター系」の指標もあるなど、種類が豊富です。
また、MT4の場合は50種類以上の分析指標が組み込まれていて、高機能なのは良いですが初心者には付いていけない…という人も多いのではないでしょうか。
そんな時は、先ほどご紹介した「自動売買ツール選びの3つのコツ」を実践しましょう。
そうすれば、難しいテクニカル分析が分からなくても、自動売買ツールを使ってトレードすることができるので大丈夫です。
初心者にもおすすめのFX自動売買ツール
最後に、初心者にもおすすめのFX自動売買ツールを3つご紹介したいと思います。
自動売買を選ぶポイント
- 売買システム(EA)が選べる
- バックテストの結果がわかる
- 手数料が安い
初心者にオススメなのは「外為オンライン」のiサイクル注文
iサイクルは外為オンラインのシステムトレードです。
始め方が本当に簡単です。
自分の資金や投資の好みに応じて簡単なセットをするだけです。
高い利益を出している注文内容をランキング形式でリストアップされるので、それを選ぶだけで始められます。
さらに、miniコースでは1000通貨単位から始められます。
初心者の方がまず口座を開く、外為オンラインのiサイクル注文はシステムトレードをしたい方にお勧めです。
人気「FXブロードネット」のシステムトレード
FXブロードネットは業界トップクラスの低スプレッドで有名な人気会社です。
米ドル/円、ポンド/円、どのスプレッドも非常に安いのが特徴です。自動売買の「トラッキングトレード」が有名で、自分で売買するトレードに比べて約3倍の利益が出るとして、FX初心者に特に人気があります。
また、4,000円からの低予算でFXができるのも人気がある理由です。
小さく、手軽に儲けたい方には特にオススメのFX会社です。
トライオートFX【最もコストカットできる自動売買】
スプレッド(米ドル円) | キャッシュバック | こんな人にオススメ! |
銭 | 円 | 初心者 |
取引単位 | 通貨ペア | 詳細 |
組 | 詳細 |
トライオートFXはインヴァスト証券が取り扱うFX自動売買ブランドです。
プログラムを選んで稼働させるだけで手軽に自動売買ができるので、仕事や家事・運動中や遊んでいる時も24時間チャンスを逃さず運用が可能です。
またトライオートFXは、スマホでも自動売買ができるので、時と場所を選ばずに運用成績をチェックできます。
プログラムを選ぶだけでは物足りない方は「ビルダー機能」を使って、自分だけの自動売買を作成してシミュレーションをすることも可能です。
また米ドル円のスプレッドが0.3銭であり、自動売買ができるFX会社の中ではかなりの低価格となっています。
FX自動売買のツール まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、「自動売買ツールとは?」や「EA・ストラテジーなどの基礎用語」、「自動売買ツール選びの3つのコツ」や「注意点・デメリット」、「おすすめの口座2つ」について紹介しました。
まとめ
- FXの自動売買ツールは「一度発注すれば放っておいても24時間自動で売買してくれるプログラム」
- 「MT4」は、初心者でもプロが作った自動売買プログラムを使うことができる。
- EAとはMT4で使うプログラムのことで、自分で作るか他人が作ったものを借りてきて、MT4に組み込むことで使用できる。
- EAは「ストラテジー」とも呼ばれ、自動売買のために必要な取引情報を提供する投資戦略。
- ツール選びのコツは、「損益グラフが右肩上がりか」「損益pipsが0ラインより上にあるか」「最大ドローダウンが10%以下か」
- 個人販売の自動売買ツールは、信用できる大手FX会社が運営しているものを使いましょう。
- デメリットの対策として、「経済指標が出る時にトレードを控える」「選び方の3つのコツ」を実践。
- 初心者におすすめのFX会社は、「外為オンラインのiサイクル2取引」と「シストレ24」
「自動売買ツールはとっても便利だけど、難しくて選び方が分からない」という人は、この記事で紹介した「自動売買ツール選びの3つのコツ」を実践して選びましょう。
そすれば、自分に合った自動売買ツールを見つけられるので、ぜひ自動売買にチャレンジしてみてくださいね。