この記事で解決できる悩み
・少額でFXの自動売買はできるの?
・実際にいくらあれば始められるのか知りたい
・少額でやるメリット・デメリットは?
今回の記事では、「少額でFXの自動売買はできるのか」や「最低限必要な資金」、さらに「少額で自動売買をする時のコツ」や「オススメのFX会社」を詳しく紹介します。
なぜなら、私もこの記事を読んで「少額でFXの自動売買ができるFX会社に口座開設して、実際に運用を始めたい!」という悩みを解決できたからです。
それではまず、「そもそも自動売買とは何か?」から見ていきましょう。
そもそも自動売買とは
FXの自動売買とは、一度発注すると、組み込まれたエントリー・決済のルールに従って機械的に売買してもらえる仕組みです。
仕事や家事で忙しくても24時間勝手にトレードしてもらえるので、取引のチャンスを逃しません。
また、FXの知識がなくてもプロ並みのトレードができたり、人間の感情に流されない公平なトレードができるメリットがあります。
少額で自動売買はできるの?
「大金を積まなければ、そんな便利な自動売買はできないのでは?」と思った人も、その心配はいりません。
なぜなら、まとまった資金が用意できなくても、自動売買はできるからです。
ここでは、自動売買に最低いくら必要なのかを意味する「最低証拠金」について理解していきましょう。
最低いくらあれば自動売買は可能なのか
自動売買の最低証拠金を決めるのは、FX会社が定める「通貨単位」です。
通貨単位には、1通貨、1,000通貨、1万通貨の3種類が多く、現在では1,000通貨から自動売買できるFX会社が最安になっています。
なお、1,000通貨は金額に換算すると約4,000円です。
ただし、実際に4,000円ギリギリで自動売買をすると、わずかな為替変動でも実効レバレッジが高くなってしまうため、ロスカットされやすくなります。
「実効レバレッジ」とは、有効証拠金に対する必要証拠金の割合のことで、要するに「今持っているポジションがレバレッジ何倍の取引をしているのか」を表す指標です。
詳しくは後のデメリットの項目で説明しますが、安定した自動売買をするなら5万円~10万円程度は用意したほうがいいでしょう。
自動売買を少額でやるメリット3つ
少額で自動売買をすることには、「大金を用意できなくてもできる」以外にも以下のような3つのメリットがあります。
①損失のリスクを抑えられる
②儲かる自動売買かどうか確かめられる
③自分に合う自動売買を見つけられる
それぞれのメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。
損失のリスクを抑えられる
ひとつ目のメリットは、損失のリスクを抑えられることです。
その理由は、少額取引なら取引量が少なくなるからです。
大金を投じて取引量を増やせばリターンは大きくなるものの、その分損失のリスクも大きくなります。
どの程度損失に違いが出るのか、具体的に計算してみましょう。
資金10万円と20万円のそれぞれで、1米ドル円=100円で取った買いポジションが1米ドル円=95円に下がった場合を想定します。
①資金10万円のケース
10万円で買えるのは1,000米ドルで、米ドル円のレートが5円下がっている場合の損失は、
1,000米ドル×5円=5,000円です。
②資金20万円のケース
20万円で買えるのは2,000米ドルで、米ドル円のレートが5円下がっている場合の損失は、
2,000米ドル×5円=1万円です。
つまり、資金が2倍なので損失も2倍に膨らむのが判ります。
儲かる自動売買かどうか確かめられる
2つ目のメリットは、儲かる自動売買かどうか確かめられることです。
なぜなら、バックテストの結果だけを見てもそれは過去の話なので、実際に使ってみなければ儲かるかどうかは判らないからです。
「バックテスト」とは、自動売買ソフトの性能を試すために、過去の為替データを使って稼働させ、運用結果が思わしくなければ売買条件を改善していくことです。
一方「フォワードテスト」は、試作した自動売買ソフトを実際に使ってみた結果を表します。
自動売買ソフトを選ぶ時に、フォワードテストの結果が公表されていない場合、自分の手でフォワードテストをする必要が生じます。
1ヶ月くらいフォワードテストすれば、その自動売買ソフトの性能が判るので、数日程度の短期間ではやめないようにしましょう。
自分に合う自動売買を見つけられる
3つ目のメリットは、自分のトレードスタイルに合う自動売買が見つけられることです。
その理由は、少額で取引することで、取引する通貨ペアや取引量、スキャルピング・デイトレードなど、いろいろと条件を変えて自動売買を試せるからです。
いくら「自動」売買とはいえ、自分が納得のいくトレードスタイルで運用した方が、儲かった時に達成感があると思いませんか?
万が一失敗した時にも、自分のお気に入りの自動売買ソフトを使った結果なら、責任転嫁せずに済むのではないでしょうか。
自動売買を少額でやるデメリット3つ
ここまでこの記事を読まれた人は「自動売買って良いことづくめなの?」と思うかもしれませんが、やはりデメリットもあります。
①あまり儲からない
②取引手数料の負担が大きくなる
③ロスカットされやすい
上記3つのデメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。
あまり儲からない
ひとつ目のデメリットは、あまり利益が期待できないことです。
なぜなら、投下資金が少ないため、レバレッジを効かせても取引量を上げられず、あまり儲からないからです。
利益を増やしたい場合は利確幅を広げるか、資金を増やす必要があります。
資金を増やさないのであれば利確幅を広げるしかありませんが、利確幅を広げすぎると利確しにくくなるので、調整が難しいところです。
どの程度利益に違いが出るのか、具体的に計算してみましょう。
1,000通貨と1万通貨のそれぞれで、1米ドル円=100円で取った買いポジションが1米ドル円=105円に上がった場合を想定します。
①1,000通貨のケース
1,000米ドルの運用でレートが5円上がった場合の利益は、
1,000米ドル×5円=5,000円です。
②1万通貨のケース
1万米ドルの運用でレートが5円上がった場合の利益は、
1万米ドル×5円=5万円です。
つまり、取引量が10倍なので利益も10倍に増えるのが判ります。
①のケースで②と同じ利益を得ようとすると、利確幅を5円から50円に引き上げなければなりません。
しかし、実際に米ドル円で50円分の利確は不可能でしょう。
手数料の負担が大きくなる
2つ目のデメリットは、手数料の割合が大きくなることです。
その理由は、FX会社によっては通常のスプレッドに加えて、取引する度に取引手数料がかかるところもあるからです。
そのため、ある程度まとまった量で取引しないと、1回あたりの取引手数料が割高になってしまいます。
例えば、銀行のATMから時間外にお金を下ろす時に、1回108円(税込)など手数料が取られます。
どうせ同じ手数料を取られるなら、まとめてお金を出しますよね。
10万円一気に引き出せば手数料は108円で済みますが、1万円10回に分けると手数料は1,080円も取られてしまいます。
これと同じで、1取引あたりの手数料が決まっているのなら、取引量を上げた方がトータルの手数料は安くなるのです。
ロスカットされやすい
3つ目のデメリットは、ロスカットされやすくなることです。
なぜなら、少額だとポジションを取っている間の証拠金維持率を高く維持するのが難しいからです。
最低証拠金ギリギリの4,000円と、余裕を持った4万円で、4,000円分取引した時にどのくらいロスカットされやすくなるのか計算してみましょう。
レバレッジ25倍で、為替レートが2円不利な方向に動いたとすると、損失は2,000円です。
この時、資金4,000円の場合は証拠金維持率が50%に下がるので、多くのFX会社ではロスカットされてしまいます。
一方、資金4万円の場合の証拠金維持率は900%もあるので、まだまだ下がってもロスカットの心配はいりません。
このように、少額取引では証拠金ギリギリのトレードになるため、少しの為替変動でもロスカットされる可能性が高いことが判ります。
少額で自動売買をやる時のコツはこれ!
「こんなにデメリットがあると聞いて、自動売買をやる気が薄れてしまった…」という方には、少額で自動売買をやる時のコツを3つ紹介します。
①すぐに諦めない
②手数料が安い口座を使う
③チャート分析ツールを使う
それぞれのコツについて、以下で詳しく見ていきましょう。
すぐに諦めない
ひとつ目のコツは、すぐに諦めないことです。
なぜなら、今使っている自動売買が本当に儲からないかどうかはしばらく使ってみないと判らないため、ある程度使い続ける必要があるからです。
1日や2日使っただけだと、たまたま相場のトレンドが合わなかっただけの可能性もあるので、最低でも2~3週間や1ヶ月程度は使ってみましょう。
手数料が安い口座を使う
2つ目のコツは、手数料が安いFX会社で取引することです。
その理由は、少しでも手数料が安いFX会社を使えば、利益を削られずに済むからです。
自動売買における米ドル円のスプレッドは、3~4銭が相場なので、1,000通貨単位で運用した時にどのくらいスプレッドに差が出るのか計算してみましょう。
1米ドル円=100円とすると1,000米ドルは10万円です。
スプレッドは3銭の時300円、4銭の時400円かかります。
つまり、スプレッドの差は100円です。
自動売買で1日2回取引したとします。
スプレッドの差は1日で200円、1ヶ月で4,000円、1年間で48,000円に膨らみます。
一般的に自動売買は、自分の手でエントリーから決済まで全て行う「裁量トレード」よりも取引回数が多くなる傾向があります。
ですから、スプレッドの差による影響はより大きくなるのです。
チャート分析ツールを使う
3つ目のコツは、チャート分析ツールを使うことです。
その理由は、初心者でも将来の相場の予想がしやすくなり、状況に応じた自動売買を選んで運用できるからです。
例えば、FXプライムby GMOでは「ぱっと見テクニカル」というチャート予測ツールを提供しています。
ボタンひとつで、過去12年分のチャートから今のチャートに近似するものを見つけて、一致率とともに表示してくれる機能です。
他にも、セントラル短資FXの「みらいチャート」やひまわり証券の「さきどりテクニカル」、外為どっとコムの「さきどり予測チャート」などがあります。
これらのチャート分析は、過去と似た形のチャートを第3候補まで表示してくれます。
必ずしも当たる保証はありませんが、初心者でも手軽に相場が予測できるので、興味のある人は使ってみてください。
少額の自動売買にオススメのFX会社3選
「じゃあ実際にどんなFX会社を使えばいいの?」という人のために、オススメのFX会社を3社紹介します。
①FXプライムbyGMO「ちょいトレFX」
②インヴァスト証券「トライオートFX」
③アイネット証券「シストレiNET」
それぞれのFX会社のオススメのポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。
FXプライムbyGMO「ちょいトレFX」
ひとつ目のオススメのFX会社は、FXプライムbyGMOの「ちょいトレFX」です。
なぜなら、低コストで1,000通貨の少額取引ができるからです。
ちょいトレFXは、取引手数料が無料なだけでなく、14種類という豊富な通貨ペアを取り扱っています。
初回入金額にも制限がないので、まとまったお金が用意できなくても自動売買が始められます
スプレッドについても、米ドル円1.0銭、ユーロ円3.0銭などかなりの低水準なので、コストを抑えて自動売買が可能です。
FXプライムbyGMO【約定率100%】
FXプライムbyGMOは約定率100%でスリッページが発生しないという「約定率の高さ」が初心者にもプロトレーダーにも人気です。
取引ツールではスマホの4画面表示、パソコンツールでは54種類(業界最多水準)のテクニカル指標が搭載されている「プライムチャート」に定評があります。
また未来の値動きを簡単に予測してくれる「ぱっと見テクニカル」というオリジナルツールを使えば、チャート分析が初めてでも簡単に相場が予測できます。
さらにFXプライムbyGMOは、多くのFX会社で禁止されているスキャルピングが公認されているので、短時間で利益を重ねたい方にもおすすめですよ。
インヴァスト証券「トライオートFX」
2つ目のオススメのFX会社は、インヴァスト証券の「トライオートFX」です。
トライオートFX【最もコストカットできる自動売買】
トライオートFXはインヴァスト証券が取り扱うFX自動売買ブランドです。
プログラムを選んで稼働させるだけで手軽に自動売買ができるので、仕事や家事・運動中や遊んでいる時も24時間チャンスを逃さず運用が可能です。
またトライオートFXは、スマホでも自動売買ができるので、時と場所を選ばずに運用成績をチェックできます。
プログラムを選ぶだけでは物足りない方は「ビルダー機能」を使って、自分だけの自動売買を作成してシミュレーションをすることも可能です。
また米ドル円のスプレッドが0.3銭であり、自動売買ができるFX会社の中ではかなりの低価格となっています。
その理由は、ちょいトレFXと同様、1,000通貨から少額取引が可能な低コスト会社だからです。
取引手数料無料で、17種類の通貨ペアで取引できます。
スプレッドについては、米ドル円0.3銭、ユーロ円0.5銭など業界屈指の低水準なので、コストはほとんど気になりません。
スマホでも取引できるので、相場の動きを見てこまめに売買条件を修正することもできます。
アイネット証券「シストレiNET」
3つ目のオススメのFX会社は、アイネット証券の「シストレiNET」です。
なぜなら、1,000通貨からの少額取引が可能なだけでなく、取引ツールが自動売買初心者でも操作しやすいからです。
スプレッドは米ドル円2.0銭、ユーロ円3.0銭と米ドル円が少し高めですが、取引手数料は無料で24種類という豊富な通貨ペアで運用できます。
また、初回入金額にも制限がありません。
ちなみに、シストレiNETはループ・イフダン型の自動売買なので、一定の値幅で上げ下げを繰り返す「レンジ相場」で使えば勝てる確率が上がります。
FX自動売買少額のまとめ
今回の記事では、FXの自動売買は少額でできることや、少額取引のコツ、オススメのFX会社を紹介しました。
この記事を読めば、FXの自動売買は少額でできるのか判らなかった初心者でも、少額取引のコツを身につけて、自分に合うFX会社を使って低コストで自動売買が始められます。
最後にもう一度、記事の内容を振り返りましょう。
まとめ
・FXの自動売買は、1,000通貨(約4,000円)から始められる
・少額取引は、損失のリスクを抑えつつ、自動売買ソフトの性能を確認し、自分に合うソフトを探せるメリットがある
・少額で自動売買する時のコツは、短期間で諦めずに、チャート分析ツールを活用しながら、手数料が安い口座を使うこと
「自動売買は初めてだから、大金をシステムに託すのはちょっと不安」という人は、この記事を参考にして、低リスクで取引できる口座を使ってみてください。
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また、4,000円からの低予算でFXができるのも人気がある理由です。
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