FX取引はレバレッジと呼ばれるテコの原理を利用し、低資金で高利益を生み出す投資です。為替取引でサラリーマンの億万長者が続出しているのはレバレッジによる効果です。
レバレッジは、上手に付き合えば大きく稼げますが、利用方法を間違れば預け入れた資産が全て持っていかれます。
FXの口座管理には証拠金維持率と呼ばれるものがあり、維持率が50%~60%になると自動で決済されます。これをロスカットと呼びます。
ロスカットとは預け入れている資産以上の損失を出さない、言わば損失を限定できるサービスです。
証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは、有効証拠金を取引証拠金で割り、100を乗じた比率になります。
わかりにくい説明なので、証拠金は300%前後にしておくのが望ましいと考えてください。
300%以上は安全、100%切りそうなら危険レベル、50%でロスカット。
このように覚えておくと、シンプルに理解できますよね。レバレッジを上げて多額の取引をすると証拠金維持率は極端に下がります。
ロスカット位置は、FX会社によって変わります。できれば100%でロスカットという会社を選ぶべきです。理由は後述します。
維持率が一定額を切るとお知らせが来るのがマージンコールです
ロスカットになる前にお知らせメールが来ます。このコールが鳴るのは望ましいとは言えず、レバレッジをうまくコントロールできないと警告メールが毎日のように鳴ります。
マージンコールとは資金管理を上手にできていない証となります。
有効証拠金率が100%でロスカットされる方が、口座資金維持に注意がいくので取引も早い段階で上手になります。
外為オンラインであれば、ロスカットの位置を自分で選択することが可能です。
業者ごとにロスカットの計算値が違う
外為オンラインのロスカット基準は、4つのコースから自分で選択することが可能です。
証拠金ギリギリまで粘ることも可能ですし、口座維持率100%をロスカット値と選ぶことが可能です。使いやすいFX業者は外為オンライン
L25Rがおすすめで取引証拠金の100%がロスカット値になりますが、ロスカットされた後も残金が多く残るため、再取引きも容易になるメリットがあります。
マージンコールの対処法
マージンで警告された場合の対応方法を説明します。
- 追加の証拠金を入金して証拠金維持率を高める
- ポジションの一部を決済してレバレッジを低くし、証拠金維持率を高める
- 相場が好転するのを待ち、証拠金維持率が自然に高まるのを待つ
マージンコール後は、追証(おいしょう)を入れるか、ポジションの一部を決済するのが王道です。
ロスカットになってしまうと基本的に投資した資金が1/10~0円まで激減してしまうので早めの処置が大切です。
1ドル80円で1万ドル運用した場合
マージンコールとは左図のようなイメージです。
外為オンラインの画像ですが、証拠金は外貨の4%となります。
32,000円がロスカット値となるため、少額ではじめる場合は、早めの損切り設定が必要です。
FXとロスカットは切っても切れない関係にありますが、できるだけ資金を多めに入れるか、資金に応じた取引金額を心がけましょう。